Mars 2020

アメリカ航空宇宙局(NASA)は新型火星探査機『Mars 2020』を公開しました。この探査機は火星で生命の痕跡を調査する他にも『マイクロホン』を搭載ししており火星の音を地球に送信する予定とのことです。

アメリカ航空宇宙局(NASA)が2020年に打ち上げを予定しているのは新たな火星探査機「Mars 2020」です。Mars 2020は現在火星で活動を続けているキュリオシティの後継機になるのですが、車体はキュリオシティの発展型となっており搭載している機材がいくつか変更されています。

NASA's Next Mars Rover Progresses Toward 2020 Launch - Mars 2020 Rover
NASA、新型火星探査車「Mars 2020」を公開 生命の痕跡調査へ sorae.jp

大きな特徴の変化として、まず生命の痕跡を探るための分析装置を搭載しておりドリルを使用し土壌や岩石を採取し現地で解析を行なう予定です。またサンプルの一部に関してはそのまま保存され将来の火星ミッションで取り出され地球に持ち帰計画としています。これは有人ミッションにより地球由来の土壌汚染が懸念されており、科学的な調査をより正確に行なうためだと考えられます。

▼火星探査機、右がMars 2020とほぼ同じサイズのキュリオシティ(重量900kg)
キュリオシティ

そしてマイクロホンです。NASAによるとマイクロホンは探査機降下時から機能をオンにして着陸の音や周辺の音を録音する予定で火星の音が初めて私達の耳でも聞けることになるとしています。その他にもカメラが高性能化されており、二酸化炭素から酸素を作る装置や地中数メートルまで探査可能なレーダー、一部破損したタイヤも新しくなっているなど7つの大きな仕様変更がされているとことです。
また現在提案されているものとして太陽光発電により飛行可能な小型無人機ドローンを搭載し、上空から撮影することで走行経路をより正確に定めたりカメラを使用した周辺の科学調査を行なう計画もあるとしています。

NASAによると次回火星が接近する2018年4月から5月にMars 2020を打ち上げ、2年後の2020年7月から9月に着陸を予定しています。