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販売から1年以上が経過したアップル社のスマートウォッチ『Apple Watch』。従来の時計とは異なりスマートフォンの通知を確認できるなどの特徴があるのですが、販売個数に関しては前年同期の半分以下になったと報じられています。

Apple Watchの2016年4~6月期の販売個数は前年同期比55%の大幅減となったことが市場調査会社IDCがまとめた資料によって明らかとなった。Apple Watchは、昨年4月24日に販売開始となったもので、2016年4~6月期でちょうど販売開始から1年の節目を迎えたこととなる。

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販売前後に注目を集めた時計型ウェアラブル端末『Apple Watch』。端末は2015年4月24日に発売されて1年以上経過しているのですが、調査会社によると今年4月から6月にかけて販売された端末に関して前年同期比として『55%減』になっていることが明らかになりました。

市場調査会社IDCによると2015年4~6月期の販売個数は360万個に対し、今年2016年4~6月期は160万個になったとしており前年同期の半分以下になったとしています。

一方、腕時計に関して若い人は時計をしなくなったなどと言われているものの日本時計協会によると腕時計の世界の生産台数はほぼ変化しておらず、2015年の生産個数は1,464百万個としています。そのため当初各時計メーカーはApple Watchを相当警戒しており同様のスマートウォッチ機能を備えた端末も開発していたのですが、実際のところそれほどの脅威とはなりませんでした。またスマートフォンの登場で腕時計市場が食い荒らされているのかと思いきや実はそうでもなかったと言われています。(参考)

普段から時計をしていない層にスマートウォッチが広まったということも考えられるのですが、Apple Watch登場以降問題視されているバッテリーの持ちの悪さ、そして同じ価格であれば他の時計を買ったほうが良いという不満も寄せられており現在の販売個数に影響していると言われています。
今年末にもApple Watch 2の発表があると予想されており現行機種の欠点を解消した新型がどのようなものになるのか様子見をしている方も多いのかもしれません。