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暑い夏を快適に過ごすには「涼しいところに行く」という方法があるのですが少なくとも都市部ではお店に入る以外方法はありませんよね。一方中国では街中にある公共施設が避暑地になり賑わっていると報じられています。

あまり聞かなくなった『クールシェア』という言葉。これは節電しつつ公共施設や民間施設など涼しい場所を複数人で利用しようという取り組みです。日本では環境省が推奨しているのですが、一方中国では日本ではみられないクールシェアが実施されている場合があります。

気温40度!レジャーシート持参の「避暑族」が地下鉄駅に続々... - Record China

中国紙『澎湃新聞』によると、中国の大都市上海市で複数の親子が涼を求め地下鉄構内に集まったと報じられています。取材が行われたのは今月23日。実はこの日上海市では気温が40度に達する記録的な猛暑となり金沙江西路駅構内が簡易の避暑地となっていたそうです。
集まった家族らはレジャーシートやゴザを広げ麻雀をしたり寝転んでいたりと様々で、駅職員の話として「これほどの規模の“避暑”は初めて」だと話しています。

防空壕が避暑地に

中国の街中にあるという防空壕が近年、クルーシェアスポットとして無料開放されるケースが報告されています。中国新聞社によると現在杭州、南京、西安、重慶の都市で防空壕が無料開放されており先月末、気温37度を記録した福州の防空壕では椅子やテレビ、水道、ウォーターサーバーが設置されており多くの市民らが利用していたと報じています。

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体育館や学校、美術館も

中国では防空壕以外でも学校の体育館や講堂、そして博物館等もクールシェアスポットとして開放される場合があります。2013年には浙江省紹興市の博物館が無料開放し、地元の人やタクシードライバー、出稼ぎ労働者など40~50人が集まったとしています。

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