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アメリカの宇宙開発ベンチャー『スペースX』は今年5月に打ち上げ、回収した第一弾ロケットに関して燃焼試験を実施したと発表しています。

アメリカのスペースXは従来のような使い捨てロケットとは異なり、ロケット本体を回収し再利用するということで大幅な打ち上げコスト削減を目標に試験を続けているのですが、先日地上に固定する形で再利用ロケットの燃焼試験を実施しこれに成功したと発表しています。



今回燃焼試験を行ったのは5月6日午後14時(日本時間)、日本のスカパーJSATが運用する人工衛星「JCSAT-14」を打ち上げたファルコン9 v1.1の発展型となるファルコン9 フル・スラストの第一弾ロケットです。このロケットはスペースXが回収したロケットとしては3機目のもので、再利用にあたってどのような整備が行われたのかは明らかになっていないのですが打ち上げから3ヶ月に満たない期間で再整備が完了したということになります。

スペースXによると再整備したロケットを使用した人工衛星の打ち上げを2016年9月から10月に実施すると発表しており現在打ち上げに向けた準備が進められています。

ファルコン9 フル・スラストは回収し再整備することで打ち上げコストを最大で1/100、1億円に満たないコストで打ち上げ可能なロケットとして設計されています。
打ち上げ能力としては燃料を余分に搭載する必要がある再利用の打ち上げでも日本のH2A202型(静止軌道4.4トン)を超える5.3トンを送り込むことができます。また完全な使い捨てとして打ち上げた場合についてもH2A202型よりも大幅に安い63億円となっています。
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