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韓国メディアが報じたところによると今年4月、中国海軍が保有する空母『遼寧』の艦載機が墜落し機体を操縦していたパイロットが死亡していたと報じています。

中国の主力戦闘機J-15(殲15)が試験飛行中に墜落し、パイロットが死亡していたことが確認された。これを受け、中国の大洋海軍戦略に支障が生じるという見方が出ている。中国人民日報などによると、4月27日に陸上基地から空母への着陸訓練をしていたJ-15が墜落した。事故の原因は飛行操縦制御装置の故障と判明した。死亡したパイロットはチャン・チャオ少佐(29)。中国政府は戦闘機の状態については詳しく説明しなかった。

中央日報
2012年に中国海軍に引き渡された旧ソ連製空母『遼寧』。現在、中国ではこの1隻を利用し空母の運用に向けた試験が行われているのですが、今年4月27日に陸上から飛び立った艦載機J-15が海上の遼寧に着陸する際に事故が発生し、操縦していたチャン・チャオ少佐が死亡したと報じられています。

この事故に関しては海外の軍事系メディアでも伝えられていない内容になるのですが、事故以降3ヶ月あまり隠蔽されていたということになります。



こちらは遼寧に着艦するJ-15を撮影した数少ない映像です。このように艦載機は機体に搭載したフックを垂らし甲板上に張ってある4本のワイヤーのいずれかに引っ掛け強制的に停止させる方法がとられています。これは米海軍が運用している空母と同じなのですが、このときワイヤーが切断されたり、掴み損ねをすることで着艦に失敗し墜落する事故が発生することがあります。 

J-15に関しては今回の事故以外にも2件の死亡事故が発生しています。これらは2014年9月より以前に発生したものなのですが、一つはは空母で離着艦試験を行う前の地上施設を使用した際の試験中、そして海上での空母を使用した際の離着艦時に発生したというものです。

今回の事故も含めその詳細は明らかになっていないのですが、空母で発生した事故としては2例目ということになりそうです。

ちなみに、J-15の開発責任者「羅 陽」という人物は2012年11月、遼寧で行われた初の離着艦訓練時に同行していたのですが、この時甲板上で心臓発作を起こし死亡したと伝えられています。
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