WarThunder_10

War Thunderにはグラフィック設定としていくつか項目があるもののイマイチ変化が分からないものがあります。今回はどこがどう変化するのか設定ごとにスクリーンショットを撮影したものを紹介していきます。

異方性フィルタリング

最初に異方性フィルタリングについて見ていこうと思います。異方性フィルタリングはX0からX16まで設定できるのですが、これを増やすことで遠くにある地形を描画することができます。また戦車に付いている凹凸に関してもより正確に描画されるようです。
消費電力の差はx0で110W、x16で116Wとなっています。

WarThunder_6

地上からの雲の品質

この項目を最大にすると雲が若干綺麗に見えます。違いとしては雲の立体感がなんとなく増す程度です。
消費電力の差はありません。
WarThunder_7

草の描画範囲

続いて盛大に負荷率が上がる草の項目です。『草の描画範囲』となっているものの正しくは『草の量と描画範囲』で、増やしていくごとに草の量と草を表示する範囲が広がっていきます
消費電力は0%で110W、25% 120W、75%で130W、100%で130W。ただし75%以降はFPSが60を切っており正しく測定されていません。 

草0%

草25%

草75%

草100%

SSAO

SSAOは影になるところに関して50または100%にすることでより黒っぽく描画するよです。また傾斜している箇所や砲塔周辺、戦車の装甲にも若干の変化が見られます。
この項目には関連しては『反射品質』を設定できるのですが違いは確認できませんでした。
消費電力は0%で118W、50%および100%の時で121Wとなっています。

SSAO

地形の変化

地面の凹凸がより立体的に描画されます。戦車左側の地面にある石など100%にするとでより深い影がつくようにまります。

地形0

地形100

影関連

影に関しては3つの項目が関連しています。グラフィック設定右側『シャドウ』と『オブジェクトシャドウ』を有効にすると木や戦車に影が付くようになり、その品質を選ぶ項目が左側の『影の品質』です。

WarThunder_8
シャドウ 有効
オブジェクトシャドウ 無効
影の品質 最高

このようにオブジェクトシャドウを『無効』にした状態で影の品質を最高にした場合、木の影が四角ブロックとなって現れます。この場合、影の品質を下げることで自然な影ができます。

WarThunder_9
シャドウ 有効
オブジェクトシャドウ 有効
影の品質 最高

オブジェクトシャドウを有効にすることで木の葉っぱまで影として描画されます。また戦車に付いている凹凸から作られる影もくっきり描画されます。若干負荷が高い項目であり余裕が無い場合は影の品質を落とすなどして調整する必要があります。

もや

右側の項目に『もや』があります。これは燃えているところやエンジンの排ガスなど暖められた空気で像がゆがんで見える描画を行います。また砲弾が発射される時の衝撃波も描画されるようです。処理にはほとんど影響しない項目ですので有効にしておきましょう。

まとめ

以上がグラフィックの設定の中で目立った描画が行われる項目となります。個人的に最も重要なのは『表示解像度』・『テクスチャ品質』で、次に『草の描画範囲』・『影関連』、そして『SSAO』です。見た目上ほとんど変化がなく陸戦では目に入ることが少ない『地上からの雲の品質』などの項目は無効にし、影など描画に関係する項目に処理速度を回したほうが良いのではないかと思います。

前回も紹介したとおり、こちらの設定は陸戦向として個人的にオススメな設定です。これを基準にFPSが60を割らない程度に、またPCが異常に発熱しない程度に設定を変更してみてください。
WarThunder_4