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いったいどこから入ってきたのか。室内で虫を見かけることがあるのですがアメリカの研究者によると室内の虫はその家が豊かであるほど多くの種が生息しているという研究結果を発表しています。 

8月2日付けの科学誌「バイオロジー・レターズ」で発表されたレオン氏らの研究によって、裕福な家にはそうでない家よりもたくさんの種類の節足動物、すなわち昆虫やクモなどがいることが明らかになった。

NATIONAL GEOGRAPHIC
今回家の豊かさとそこに生息する虫について研究したのは米カリフォルニア科学アカデミーの昆虫学者、ミーシャ・レオン氏を中心とした研究チームです。

研究チームはノースカロライナ州ローリーから無作為に50軒の家を選び室内に限りどのような種の虫がいるのか調査しました。調査は1部屋あたり30分程度、虫の数ではなく種の数を調べどのような傾向があるのか研究しました。

▼家でよく見かける小さなクモは『アダンソンハエトリ』。 ロケットニュース24
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Photo:鳴くよ うぐいす: アダンソンハエトリ幼体

結果、平均61の『科』に分類される虫が生息していることがわかり、豊かな家ほど『科』が増える傾向が確認されたとのことです。また豊かな家では平均100種類、あまり裕福ではない家庭では平均50種類の虫が生息していたとのことです。なぜ豊かな家ほど多様な虫が生息しているのか、もちろん理由は不明なのですが研究チームによると豊かな家は広い庭があり結果的に室内にいる虫の数も種類も多くなるのではないかと仮説を立てているそうです。

研究を終えてレオン氏は「家の中の野生について考えることはめったにありませんけれど、私たちは家の中にいるとき、野生生物、特に多くの虫たちに囲まれているのです」としたうえで、「こういった節足動物の多くはまったく無害です。それに、完璧にきれいに見える家にも、実はたくさんの虫たちがいるものですよ」と話しているそうです。 
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