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パソコンなど精密機械に『剥がすと保証が失効する』などと警告文が書かれたシールを目にしたことはないでしょうか。実はこのシール、アメリカで販売されている製品にも付けられているのですが法律的には違法とのことです。なぜ違法にも関わらずシール貼られているのでしょうか。

コンピューターやゲーム機などの電子製品などの本体に貼られていることがある「Warranty void if removed (このシールを剥がすと保証は無効)」の封印シールは、アメリカの法律に照らし合わせると実は違法であることが知られています。しかしそれではなぜ、各メーカーは「違法」にもかかわらずそのシールを使い続けているのか、その内情をテック系メディアのExtremeTechが論じています。

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基本的にこの手のシールはネジ穴に付けられていることが多く、利用者が改造の意図はなくただシールを剥がした場合であっても保証が失効するいうモノになっているのですが、実はアメリカの法律によるとこのシール自体が違法の可能性が極めて高いとしています。

具体的には『消費者に対し、保証人が事前に承認した部品しか使用できないことを暗示する』というというもので企業に対し消費者に高価な修理契約を結ばせたり「認定業者」による正規部品との交換を強制することを禁じるマグナソン・モス法に抵触しているとのことです。

しかし、違法なものがなぜベタベタと貼られているのかという点に関して、記事によると仮に法律違反だとして消費者が訴えた場合、保証の有無で多く取られた修理費よりも裁判を起こし弁護士を雇うなどした場合のほうが時間的にも金額も損であるため訴える消費者はいないだろうとメーカーが考えているためだとしています。

保証に関して日本とアメリカはどのようにな違いがあるのかはわからないのですが、メーカー側としては消費者が勝手に中を開き壊れものに関してまで無料交換や修理をしなければならない場合もあるということを考えると、シールを貼ったほうが良いというのは理解できます。

ちなみに、市販のノートパソコン等にもこの手のシールが貼ってあるのですが、メモリー交換など消費者が行える範囲の開封に関しては例え剥がしたとしても保証が有効になる場合もあるそうなので交換する場合や故障した際はメーカー側に問い合わせしたほうが良いとのことです。
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