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火星までの往復の500日。宇宙飛行士らが多くの時間を過ごすことになるモジュールはどのようになるのでしょうか。アメリカ航空宇宙局(NASA)によると、このモジュール開発に参加する企業6社を発表しているそうです。

NASAが将来(ISSが周回する)地球低軌道よりも遠くを目指すクルーらの生活スペースとなる居住モジュール試作品を製作すると発表しました。民間の宇宙開発企業6社が参加し、それぞれの特徴を活かした居住空間を約2年かけて製作します。

Engadget Japanese
今回、有人火星探査計画で宇宙飛行士が使用するモジュール開発に名乗りを上げた企業はボーイング、ロッキード・マーティン、オービタルATK、シエラ・ネヴァダ・コーポレーション、ナノラックス、そしてビゲロー・エアロスペースの6社です。
各社は今後2年間の開発期間を終えた後、開発した地上モジュールを使用した選考が行われ2030年代に実施される火星有人探査計画に向けた開発が進められます。

具体的にどのようなものが開発されるのかという点に関して、ロッキード・マーティンはスペースシャトルで運び国際宇宙ステーションにドッキングし持ち帰っていた多目的補給モジュールに生命維持装置を取り付けたものを、オービタルATKは国際宇宙ステーションへ打ち上げている補給船『シグナス』を改良したもの、ビゲロー・エアロスペースは国際宇宙ステーションで試験されている膨らませて使用する膨張式活動モジュールを大型化したものとなっています。

▼ボーイング案
ボーイングモジュール

▼ロッキード・マーティン案。多目的補給モジュールを改良。
ロッキード・マーティンモジュール

▼シエラ・ネヴァダ・コーポレーション案。ドリームチェイサーの貨物モジュールを拡張したもの。
シエラ・ネヴァダ・コーポレーションモジュール

▼ナノラックスはロケット上段をそのまま居住スペースとして使用する案。
ナノラックスモジュール

▼ビゲロー・エアロスペースは空によって膨らむモジュール。大容量の空間を確保できる一方、打ち上げコストや重量を抑えられます。
ビゲロー・エアロスペースモジュール

一体どの企業の案が通るのか注目なのですが、個人的な予想としてこれまでアメリカの宇宙開発を支えたボーイング、ロッキード・マーティンのどちらか、また可能性は高いものの運用実績の面で不安が残るビゲロー・エアロスペースのどれかになると思います。

NASAによると、開発される地上モジュールは生命維持装置は当たり前として、宇宙放射線や火災に対する安全性、宇宙飛行士の健康を維持する装置、推進モジュールやエアロックの機能など複数が評価対象だとしています。