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アメリカの民間宇宙ベンチャー『スペースX』が先日打ち上げられ、搭載した通信衛星の軌道導入及びロケット第一段目の回収に成功したと報じられています。同社のロケット回収は初めて成功して以来7回目行われており、6回が成功しています。

アメリカ、フロリダ州現地時間8月14日1時26分、ケイプ・カナヴェラル空軍ステーションから打ち上げられた日本の衛星通信会社スカパーJSATの通信衛星「JCSAT-16」について軌道投入に成功したと報じられています。

天翔ける光線。スペースXが「スカパー衛星」の打ち上げ/ロケット船上着地に成功 | sorae.jp : 宇宙(そら)へのポータルサイト

今回の打ち上げに関してスペースXでは既に恒例となっている地上、または洋上に設けられた無人船への着陸も合わせて実施されこれも成功したとのことです。ロケット第一弾目の回収は2016年4月8日に初めて成功して以来7回実施されており、内洋上着陸が5回中4回目の成功となりました。



今回の洋上着陸試験について、第一段燃焼終了時の高度と飛行速度を過去の発射と比較するとこのようになります。(目安)

高度
1回目…70km
2回目…64km (静止トランスファ軌道)
3回目…67km (静止トランスファ軌道)
4回目…68km (静止トランスファ軌道) *失敗
5回目…62km (静止トランスファ軌道)

飛行速度
1回目…6,600km/h
2回目…8,200km/h 
3回目…8,300km/h
4回目…8,300km/h
5回目…8,100km/h 

今回の打ち上げに関しては人工衛星を静止軌道に送り込む必要があるためよりロケットの飛行速度を上げ、大量の燃料を消費するという打ち上げになりました。近年、この打ち上げに関しては4回目実施されていたのですが前回はエンジン出力が十分に上がらす予定よりも速い速度で落下してしまい墜落していました。

現在スペースXは今回打ち上げたものを含め6基の『再使用待ち』のロケットが保管されていることになるのですが、再使用ロケットの打ち上げに関しては2016年9月から10月に調整されています。

記事によるとロケットを再利用することでどのくらいのコスト削減が見込まれるのかについてはスペースXの社長を務めるGwynne Shotwell氏によると「およそ30%のコスト削減」と説明しています。現在ファルコン9ロケットの打ち上げコストは6,120万ドル(約61億円)となっているので、再利用型ロケットであれば42億円前後で打ち上げることができるという極めて低価格なロケットになります。
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