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バーチャルリアリティ ヘッドマウントディスプレイ(VR HMD)が発売され、今年はVR元年になったとも言われているのですが、VR市場におけるシェアついて最も有名なOculus Riftは3割に留まっていたことが明らかになりました。

HTC ViveとOulus Riftが販売開始となった4月1日以降のVRゴーグルの市場シェアは、1位がHTC Viveの64.71%、2位がOculus Rift(CV1)の31.35%、3位はOculus Rift(DK2)の3.94%となり、HTC Viveが圧勝を納めていたことがゲーム大手のValveが公表したSteamサイト上での使用調査報告で明らかとなった。

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この調査はPCゲームのダウンロード販売を行っているSteamにより発表されたもので、そこで販売されているVRディスプレイ対応ゲームに関してプレイヤーはどの製品を利用しているのか調査した結果、HTC Viveが6割を占めていたことが明らかになったというものです。

現在販売されているPC向けVRディスプレイはHTC ViveとOculus Riftがあるのですが、一般的にOculus Riftで有名でVRディスプレイが登場したときニュース番組で取り上げられた際もOculus Riftが紹介されていることがほとんどでした。それにも関わらず何故PCゲーマーはHTC Viveを選んだのでしょうか。

▼HTC Vive
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HTC ViveとOculus RiftについてHTC Viveは799ドルとなっておりOculus Rift(599ドル)よりも200ドルも値段が高くなっています。頭につけるVRディスプレイに関して性能差はほとんど無いものの、大きく異なっているのは製品を探知するセンサーです。

▼HTC Viveの探知範囲(青)
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例えて言うならばOculus Riftは椅子に座った状態でしか使うことができないもののHTC Viveは部屋のどの位置に端末があるのか探知することもできVRディスプレイを付け移動するだけでバーチャルリアリティ空間にいるかのような体感ができる特徴となっています。

またHTC ViveはVRを楽しむための専用付属品、つまりVR対応コントローラーが標準搭載されていたことも特徴だとしています。

Steamが発表した調査は他にもCPUやメモリ、OSやビデオカードの種類も含まれておりどのような環境でゲームがプレイされているのかよく分かるものとなっています。
Steam ハードウェア & ソフトウェア 調査