image_70

ここ数年著しく軍拡を進めている中国に関して、とある香港メディアは月面に恒久的な有人月面基地を建設し研究及び国防で利用を図る計画があると報じています。

中国が月面に有人レーダー基地の建設を計画していると香港メディアが報じています。基地には地上50mの高さのレーダーを設置し、科学研究および国防目的で利用するとのこと。South China Morning Postによると、計画には多くの天文学者が疑問を唱えているにもかかわらず、中国政府はすでに1600万元(約2億4170万円)の予算をプロジェクトチームに与えたとのこと。

Engadget Japanese
記事によると月面に建設されるというのは有人の研究施設で高さ50mのレーダーを主な観測装置として使用し、合わせて軍事基地としての機能を有するものになるとしてます。
主な研究内容はこのレーダーを使用したものとなっており、水中や地球内部を探る事ができるという謎の性能を使い気象の変化や地殻変動、氷山の減少などを研究するとのことです。ちなみにレーダーによるデータ量は毎秒1.5GBになるとのこと。

この施設に関しては中国政府とプロジェクトチームは、「月は強力な電波を照射するプラットフォームとしての安定性と、使用期限がないといったメリットがある」などしておりプロジェクトチームに1600万元(約2億4170万円)の予算を与えたとしています。

いろいろとツッコミどころが多い内容となっているのですが、まず宇宙条約によると月を含めた他の天体は平和目的のため利用することとしており、軍事基地を含むありとあらゆる軍事利用が禁止されています。その上で何故『国防目的で利用する』ということが書かれているのは分からないのですが、宇宙条約を知らない第三者が「レーダー=軍事施設」と解釈し付け加えたか、もしくは報道自体が事実ではないのどちらかと考えられます。


現在、中国は探査車を月に送り込むことができる技術があり、中国航天科技集団の雷凡培董事長の話として現在は2030年を目処に地球低軌道へ打ち上げ重量が100トンという大型ロケットの開発を進めているといいます(参考)。これは月面有人探査を実施できる規模のロケットになることから、アメリカやロシア、欧州が計画している月や火星への有人探査計画と同じような計画が国内で進められているものと考えられます。