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宇宙ゴミなどが超高速で飛び回る宇宙空間。海外メディアによると欧州宇宙機関(ESA)が運用する人工衛星に宇宙ゴミが衝突し太陽光パネルが40cm四方にわたり損傷したと発表しています。

欧州宇宙機関(ESA)によると2014年4月に打ち上げられ現在地球軌道上を周回中の地球観測衛星「Sentinel-1A(センチネル-1)」について宇宙ゴミと思われる物質が衝突しソーラーパネルが損傷、人工衛星の軌道が変わるという事故が発生していたと発表しています。

Copernicus Sentinel-1A satellite hit by space particle / Sentinel-1 / Copernicus / Observing the Earth / Our Activities / ESA mobile
Tiny Particle Blows Hole in European Satellite's Solar Panel - ABC News

▼球観測衛星「Sentinel-1A(センチネル-1)」の想像図
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海外メディアによると事故があったのは8月23日で、人工衛星に搭載されたオンボードカメラ映像によると左右のソーラーパネルの片側に40cm程度の歪みが確認されました。ESAによると人工衛星本体に被害はなく衝突による破損で発電能力が5%ほど落ちている程度だといいます。

衝突した物体はスペースデブリと考えられているのですが、質量は1グラム未満と考えられ衝突時の速度は最大で40,000km/h程度と計算結果がでているとのことです。