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4つあるガリレオ衛星の1つ木星の衛星エウロパについて、NASA(米航空宇宙局)は日本時間27日午前3時から重大発表を行う予告しました。衛星エウロパはこれまでの観測で地下に液体の水の層があると推測されています。

国内外の複数メディアによると、NASA(米航空宇宙局)はハッブル宇宙望遠鏡が捉えた衛星「エウロパ(Europa)」の画像から分かったこととして重大発表を行うと『久しぶり』の予告を行っています。

具体的にどのような発表が行われるのかは明らかになっていないのですが、この衛星には液体の水の存在が確認されていることと『ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した画像』ということで何らかの大規模な現象を捉えたものと考えられます。
ちなみに2013年には同じくハッブル宇宙望遠鏡したエウロパの観測で地表から高さ200kmにまで昇る水蒸気が確認されいることから『水』に関する可能性が高いと考えられます。

また予想ではこの発表と合わせてNASAが2020年代に打ち上げを予定しているエウロパ探査計画の話が盛り込まれる可能性が高く、今回の発表は探査機の開発に納税者の理解を求める意味も含まれているものと考えられます。



▼地球、月、エウロパのサイズ比較(目安)
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衛星エウロパは1610年にイオガニメデカリストと共にガリレオ・ガリレイによって発見されたことからガリレオ衛星と呼ばれています。 直径は月よりも僅かに小さい3202kmで表面重力は地球の約1/7。木星の周りを3時間と13時間で公転しています。

衛星エウロパはいわゆるハビタブルゾーンの外側に位置し液体の水は存在することはできないのですが、木星との強い潮汐力が働き厚さ10km~100km程度の氷の下には液体の海が広がっていると考えられています。また地球にあるような熱水噴出孔が存在する可能性も考えられることから地球外生命体の存在が高い惑星の一つと言われています。