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主にアメリカ陸軍で運用されているハンヴィーという車両があります。主に陸軍の兵士らが乗り込み移動等に使用しているのですが、この車両に後継車として水素燃料電池を搭載した「Chevy Colorado ZH2」が発表されたと報じられています。

General Motorsは、現在、主力軍用車両として使用されているHumveeに代わる次世代軍用車両候補として開発を続けてきた「Chevy Colorado ZH2」を発表した。Chevy Colorado ZH2は、現行のHumveeで使用されているディーゼルエンジンの代りに水素燃料電池によるパワーシステムを搭載した正に次世代と呼ぶにふさわしい新型車となる。

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この車両は2015年11月からゼネラルモーターズ(GM)と米陸軍の戦車自動車研究開発技術センター(TARDEC)が共同で開発していたもので、発表された「Chevy Colorado ZH2」は高さ約198cm、幅約213cmで燃料電池を搭載しバッテリーとモーターにより駆動します。

「ついに米軍もエコに目覚めたのか」と思いきや実はそうではありません。記事によるとハンヴィーのような車両では装甲や装備の関係で小型トラック並の車重となっておりこれを満足に動かすには重く騒音の大きいディーゼルエンジンが必要だったといいます。そのため敵に見つかる恐れのある大きいエンジン音は軍用車両として欠点となっていたといいます。
しかしChevy Colorado ZH2はほとんど無音で走行することができ特徴があるほか排熱も少なく排ガスも無いため特に極秘任務では有用になるとしています。

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WIRED.jpによると具体的な性能に関しては水素燃料電池による発電で1時間に7.6リットルの水を生成するとしており、取り外し式の25kWのバッテリー「エクスポータブル・パワーテイクオフ(EPTO)」で他の機器の電源として使用できるとしています。

問題となるのは戦地で水素を補充しなくては行けないという点なのですが、戦車にも使われるジェット燃料「JP-8」供給用のタンクローリーを改造して水素を供給する案やJP-8そのものから水素を作ることができるとしています。

この車両に関しては2017年以降に1年間、性能試験場で採用かそれとも不採用かの評価を受ける予定としています。

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