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毒をもつ海洋生物は多々知られていますが、先日シンガポールの水族館で職員がエイに刺され死亡するという事故が報告されました。今回はこの事故と私達も注意したいアカエイの毒について紹介していきます。

10月5日、シンガポールの水族館、アンダーウォーター・ワールド・シンガポールは、アカエイに胸を刺された水族館員が死亡したと発表した。事故が起きた4日、62歳のダイバー長フィリップ・チェン氏はエイを別の水族館に移すための準備を行っていた。チェン氏は病院へ運ばれたが、そこで死亡が確認された。

NATIONAL GEOGRAPHIC
事故が報告されたシンガポールの水族館は1991年にオープンし今年6月に閉館していたそうです。しかし、生きている魚を他の飼育施設に移す必要がありこの日、死亡したフィリップ・チェンさんらは作業にあたっていたのですが毒をもつアカエイを別の水槽に移そうとしていたところ胸を刺されてしまったということです。

▼アカエイの毒針
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Photo:京都府ホームページ

世界中の浅い海に広く分布するアカエイの尾には毒があります。具体的には尻尾の中間から付け根付近に10cm程度の毒針が別にあるのですが、これにより極まれに死亡事故が報告されています。アウトドア趣味に関する総合情報サイトによるとアカエイはタンパク質毒をもっており刺された場合、激しい痛みに襲われ幹部の細胞が破壊され壊死を起こし始めるといいます。
また血圧低下、呼吸障害、下痢、発熱が見られ場合よってはアナフィラキシーショックを起こし死亡するケースもあるといい、チェンさんは病院に運ばれる前に死亡したということからアナフィラキシーショックが原因で亡くなったものと考えられます。

アカエイの毒に関しては刺された場合治療が長引くケースがあり、壊死した部位が元に戻るまで9ヶ月ほど通院が必要としており、完治するまで最低1年間は毎日包帯を取り替え続けなければならないとしています。

アカエイは浅海の砂底や泥底に生息しており、干潟や人工海浜でも多く確認されているとのことでこれから海に入る人は少ないと思うのですが潮干狩りなどでは注意が必要とのことです。
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