image_36

欧州宇宙機関ESAとロシアの宇宙機関にあたるロスコスモスが共同でおこなった火星探査計画に関して第一弾として火星着陸を目指した着陸機が行方不明になっていた件に関して、着陸予想地点付近で衝突痕が確認されたと報じられています。

予想されていた、しかし最悪の事態でしょうか。ヨーロッパとロシアによる火星探査計画「エクソマーズ」として打上げられた2つの探査機のうち、火星への着地を目指していた着陸機「スキアパレッリ」。信号が未確認となっていた同着陸機のものと思われる「黒いシミ」を、NASAの衛星が画像撮影しました。

sorae.jp
ESAとロスコスモスが共同で計画を進めている火星探査計画「エクソマーズ」。火星地表における謎のメタン発生を解明ことを目的とした探査車を送り込むこと目的の計画で、その前に着陸に関するデータ収集として送り込まれたスキアパレッリが何らかの原因により行方不明になっていた件です。

今回報じられた内容によると、火星軌道を周回するNASAの探査機マーズ・リコネッサンス・オービターにより撮影された写真の中に先日着陸計画を実行した着陸機「スキアパレッリ」が残したと考えられる大きな黒っぽい衝突痕が発見されました。

▼マーズ・リコネッサンス・オービターにより撮影された写真
image_34

▼同じエリアを撮影した数日後の写真
image_35

この衝突痕はスキアパレッリの着陸予想地点付近で確認されたもので大きは約15~40mと考えられ、その下側には不自然な明るい白い点が確認されているのですが予想では切り離されたパラシュートと考えられているとのことです。

着陸から2日が経った今月21日、ESAは「スキアパレッリの衝突の衝撃によってできたものだろう」としており、着陸まで送信されたデータ解析から「推測によれば、スキアパレッリは2〜4kmの高度から落下し、おそらく時速300km以上で火星に激突したものと思われます」と話しています。
スキアパレッリのバッテリーは着陸後12日間保つように作られており送信されてくるであろう信号を待っていたのですが、このようにほぼ間違いなく着陸は失敗と判断されています。

火星探査計画「エクソマーズ」は2018年に火星探査車エクソマーズ・ローバーを打ち上げるエクソマーズ 2020計画が予定さているもののこの計画がどのように進められるのかは現在発表はされていません。
このエントリーをはてなブックマークに追加