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ジャガイモといえば芽に毒がありますよね。しかし、芽以外にも毒が発生することがあり不適切な栽培が行われたジャガイモを食べたことで小学生が食中毒になる例が多く発生していると報じられています。

ジャガイモの皮や芽に含まれる有毒成分による食中毒の9割が学校で起きていることが国立医 薬品食品衛生研究所の調査でわかった。学校の菜園で十分な大きさまで育てずに食べたのが主な原因という。専門家は「正しい栽培法の周知が必要」と指摘する。 

朝日新聞デジタル
ジャガイモの芽に毒があるというのは殆どの人が知っていると思うのですが、実はジャガイモの皮にも毒が作られることがありそれを知らずに小学生らが栽培したジャガイモを食べたことでソラニン中毒になる出来事があるといいます。

ジャガイモといえば平地ではなく盛られた土に栽培されているというイメージがありますよね。実はこれには理由があり、ジャガイモが成長して行くときにイモをつけるのですがこの時、イモが土の外に出たり僅かに光が当たった状態になるとイモの皮にも毒がつくられるといいます。

これを防止するため茎の周りに土を盛ったり、成長の遅い芽を取り除きイモの数を減らす方法を取る必要があるのですが、それを行わずに皮ごと食べてしまう調理方法が取られることで食中毒が発生するとしています。
記事によると1989年から2015年までジャガイモによる食中毒は合計30件で718人となっており、そのほとんどが小学校でまた幼稚園、中学校でも僅かに発生しているとしています。

義務教育期間は学校で作った野菜を食べるとうことがどこでも行われており身近な野菜で簡単な調理で済むということで取り入られていると思うのですが、正しく栽培が行われているのかもちろん最近流行っているという家庭菜園でも注意したいところです。

▼日があたり変色したジャガイモ(右)
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収穫後も注意が必要で日の当たる場所に保管しておくと緑色に変色することがあるのですが、 これが毒となっており口にしていけないとのことです。また傷ができた周辺にもソラニンが作られます。
厚生労働省によるとジャガイモの毒となるソラニンは3~8割が皮周辺に作られるとしており光があたり緑色になった部分は100gあたり100mgのソラニンを含んでいます。成人であれば50gの摂取で中毒、150~300mgを摂取すると死亡する可能性があり注意が必要とのことです。(参考)
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