
数千年の歴史があるという人類による石炭の利用に関して、先日大きな発見があったと報じられています。中国の考古研究所によると今から3500年前に作られたという遺跡から大量の石炭とそれを使用した痕跡が見つかったと発表しています。
中国の国営通信社『中国新聞社』が伝えた内容によると、2015年6月より遺跡と墓地の修復のため発掘が行われていた吉仁台溝口遺跡で大量の石炭、炭粒、燃え残った石炭の塊、また調理と暖を取るために使用したとみられるかまどと灰坑が相次いで見つかったと報じています。
新疆で中国最古の石炭使用跡発見!石炭使用開始の歴史1000年... - Record China
▼吉仁台溝口遺跡

Photo:中国新聞社
この発掘を行っていた新疆文物考古研究所によると、詳細な年代測定等は行われていないものの出土品と墓の形状から今から紀元前1500年程前のものと考えられています。
人類における石炭の利用は最古のものは紀元前4000年頃、鍛冶屋の燃料として古代ギリシャで利用されており、中国では紀元前3000年頃に陶器作りの燃料として使用されていたと考えられています。日本では記録に残っているものとして西暦587年に越後の国から天智天皇へ「燃える水(石油)と燃える石(石炭)の献上」があるとのことです。

Photo:中国新聞社
「中国の石炭使用開始の歴史は1000年以上早くから始まっていた」と記事で書かれていることに関してはよくわからないのですが、本格的な利用は紀元前1500年という意味なのでしょうか。いずれにしても日本に伝わるはるか前に海を挟んだ大陸側では数千年も作に本格的に利用されていたというのは驚きですね。
この吉仁台溝口遺跡に関してはこれまでの発掘によると350平方メートルの面積があり、14棟の住居跡が確認されているとのことです。
新疆で中国最古の石炭使用跡発見!石炭使用開始の歴史1000年... - Record China
▼吉仁台溝口遺跡

Photo:中国新聞社
この発掘を行っていた新疆文物考古研究所によると、詳細な年代測定等は行われていないものの出土品と墓の形状から今から紀元前1500年程前のものと考えられています。
人類における石炭の利用は最古のものは紀元前4000年頃、鍛冶屋の燃料として古代ギリシャで利用されており、中国では紀元前3000年頃に陶器作りの燃料として使用されていたと考えられています。日本では記録に残っているものとして西暦587年に越後の国から天智天皇へ「燃える水(石油)と燃える石(石炭)の献上」があるとのことです。

Photo:中国新聞社
「中国の石炭使用開始の歴史は1000年以上早くから始まっていた」と記事で書かれていることに関してはよくわからないのですが、本格的な利用は紀元前1500年という意味なのでしょうか。いずれにしても日本に伝わるはるか前に海を挟んだ大陸側では数千年も作に本格的に利用されていたというのは驚きですね。
この吉仁台溝口遺跡に関してはこれまでの発掘によると350平方メートルの面積があり、14棟の住居跡が確認されているとのことです。
