米、ソイレント社が販売しているのはエンバク粉・マルトデキストリン・米タンパク質・菜種油・食物繊維・グルコン酸カリウム・ナトリウム・鉄分・亜鉛・塩化物など生命維持に不可欠な栄養素が含まれた粉状の栄養機能食品です。これを水に溶かし飲む、またはスティック状のものを口にすることで、これまでのような肉や野菜といったものを食べなくても生きていけるという食べ物です。

しかし、主力製品である「Soylent Powder 1.6」とスナックバーを口にした消費者の一部から体調不調を訴える声が多く報告され販売を中止しているとしています。ソイレント社によると、「Soylent Powder 1.6を口にした少数(0.1%以下)の人たちが胃腸関係の症状を訴えていたことが判明した」としています。

▼30日間ソイレントだけ飲み続けるという動画(飲んでいる食品はSoylent Powder 1.6ではありません)


記事によると、ソイレント社が販売している食品は現在いくつかありSoylent Powder 1.6でのみ体調不良が訴えられていることから原因は藻類を粉末にした原料に原因があると指摘されています。この藻類から作られた原料に関しては米食品医薬品局（FDA）が食品への使用を認可しているものなのですが、臨床試験では少数の参加者が吐き気や腹痛、また便の増加といった胃腸関係の不調が報告されていました。

一方で製造された期間ごとに症状を訴える人が偏っていることから、製造時に汚染されてしまい症状が出た可能性もあると指摘されています。