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様々な目的のため打ち上げられる人工衛星。その中には打ち上げに失敗するなどして失われるものもいくつかあるのですが、なんと1967年に打ち上げその後行方不明となった人工衛星から約半世紀ぶりに信号が届くという不思議なで出来事があったと報じられています。

ロシアメディアSputnikによると人工衛星を発見したのはイギリスのアマチュア天文家フィル・ウィリアムズ氏です。彼は2013年から4秒間隔で送信されてく237Mhzの無線信号を受信することに成功していました。この謎の信号に関して、最近1960年代から70年代にかけ打ち上げられた人工衛星の一つであることが明らかになったとのことです。

1967年に失われた人工衛星、約半世紀を経て「目覚める」

記事によると、この人工衛星はアメリカのマサチューセッツ工科大学により開発された人工衛星『リンカーン実験衛星(LES)』シリーズで、1967年に打ち上げられたLES1に関しては打ち上げは成功したものの高度18,500kmの楕円軌道への軌道投入に失敗していました。

▼リンカーン実験衛星(LES-1)
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この人工衛星は以降信号が受信されることなくミッションは終了していたのですが打ち上げから46年あまり経過した2013年2月、フィル・ウィリアムズ氏により無線信号が受信され受信したデータをインターネットで調べたところLES1であることがわかったといいます。4秒間隔で送信されてくる理由に関しては4秒周期で回転し続けているためだとしています。

なぜ人工衛星は復活したのか。LES1に関してはすでにバッテリーはすでに動作していないものの、太陽光パネルが生きており太陽光が当たる時に発電された電力で信号を発信し続けていると考えられています。つまり打ち上げから半世紀あまり信号を発しし続けていたということになるのですが、この極めて丈夫な設計には驚くばかりです。
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