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自然に作られた球体の中で最も真円に近いものといえば何を思い浮かべるでしょうか。『電子』といったものを思い浮かべた方は正解になるのですが、実はこれに匹敵するほど真円に近いというものが宇宙には存在しています。

2012年に太陽観測衛星、SDO(ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー)により行われた2年間の太陽観測により、電子以上かそれ並み太陽が真円に近いことが明らかになります。例として太陽を1mの球体にスケールダウンさせた場合、その歪みはわずか0.017mm未満であることがわかりました。

それ以降、現在まで宇宙の中で最も丸いのは『太陽』と位置付けられていたのですが、広い宇宙の中に太陽を超えて真円に近いものが存在していたというのが今回紹介する記事です。

宇宙で観測史上最も丸い天体「Kepler 11145123」 5,000光年先で観測 | sorae.jp : 宇宙(そら)へのポータルサイト

マックスプランク研究所およびゲッティンゲン大学の研究チームはケプラー宇宙望遠鏡により観測されたデータを解析した結果、地球から見て白鳥座の方角、約5000光年先にあるKepler 11145123という恒星が太陽をよりも真円に近いことを発見しました。

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観測結果によるとKepler 11145123は赤道と南北の直径がわずか3kmしかなかったとしています。これは太陽の歪みの差が10kmあり太陽よりもはるかに巨大な天体であることを考えると少なくとも太陽よりも真円に近いことは間違いないというものです。

これほど真円に近い形になったのは自転速度が遅いことが理由としているのですが、それにしても5000光年先にある天体がわずか3kmの歪みしかないと観測できる人間の科学技術も相当なものですよね。