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中国人民解放軍空軍は同国の女性パイロットとして人気のあった余旭(ユー・シュー)氏に懸賞金をかけ国民に情報を集めるという対策を行っていると報じられています。実はこの女性、先日行われた訓練飛行の際に殉職した人物となります。写真は機体の墜落現場で作業する軍関係者。

2016年11月16日、中国の軍当局は、曲芸飛行の訓練中に事故死した女性戦闘機パイロットについて、遺体が見つかっていないことから、懸賞金を懸けて情報を集めている。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)の中国語ニュースサイトが伝えた。 

Record China
記事にも書かれているように殉職したのは余旭(ユー・シュー)氏で、日本でいうところのブルーインパルスと同じアクロバットチーム「八一飛行表演隊」に所属している軍人パイロットでした。余氏は今月12日、「J(殲)-10」を使用し飛行訓練を行った際、接近し飛行していた別の機体と空中衝突します。当時、J-10には余氏が後部座席に前方に男性パイロットが搭乗していたのですが緊急脱出した際に余氏は別の1機と衝突してしまい死亡したと報じられています。

具体的な事故の内容は報じられていないのですが中国メディアによると、編隊飛行をしていた際に事故は発生したとしており、緊急脱出により座席ごと飛び上がったものの放物線を描き座席ごと落下していた時に後方を飛行していた機体の主翼また前方のカナードに激突したとしています。(参考)

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事故に関してはこの程度しか報じられていないのですが、実は事故から4日あまり経った現在も余氏の遺体が発見できておらず軍当局が懸賞金をかけ情報を集めることを行っているとしています。

この手の事故で懸賞金がかけられたというケースは初めて聞くことなのですが、当局によると余氏の遺骨発見者には1万元(約15万8000円)、さらに同氏に支給されていた銃の発見者には5万元(約80万円)としており、銃を発見したが届け出なかった者は何らかの処罰の対象になる発表しています。。 

▼余氏もしくは男性パイロットのパラシュートとされているもの
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なぜ遺体よりも5倍も多くの懸賞金がかけられているのかは謎なのですが、墜落した地点は河北省唐山市玉田県とされており既に軍により捜索が行われてのは間違いないのですが、それに関わらず発見できないというのはどういうことなのか。
また衝突した機体は山中に墜落したわけではなく田畑が広がる郊外に墜落したといわれています。

▼殉職した余旭(右から2番目)。
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