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学校や病院、また中規模のお店やまた旅館では緊急時に迅速に避難できるよう非常口と誘導マークが必ず設置されていますよね。韓国でも同じようなものがあるのですが、なんと非常口マークを辿っていくと再び同じ場所に戻ってしまうというあまりにも雑な安全管理が明らかになりました。

2016年11月15日、韓国・イーデイリーなどによると、韓国の一部映画館のずさんな安全管理の実態が明らかになった。国民安全処がこの日公開した映画館の安全管理実態に関する点検結果では、125件の改善事項が指摘された。

Record China
大韓民国国務総理直属の中央行政機関で2014年に発生したセウォル号沈没事故の発生で設置された国民安全処が全国の映画館388箇所のうち55箇所、内15箇所では立入点検を行った結果、6割が安全施設分野で対策が不十分であると判断されたと報じられています。

具体的にはとある映画館では非常口へ誘導するマーク(非常口誘導灯)の案内にそって進んだ場合再び映画館の中に導かれるなど意味不明なものも含まれていたとしています。他にはそもそも非常口誘導灯が設置されていないケースや消化器がない、体が不自由な人に対応した避難計画がされていないなどが目立ったとしています。

映画館ですらこの程度と考えた場合、ショッピングセンターや旅館でもほぼ同じと見てよさそうです。ちなみに参考になるかはわかりませんが、韓国の非常口に採用されているピクトグラムは日本と同じものを採用しているとのことです。