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今年10月に就役したばかりの米海軍最新鋭のズムウォルト級ミサイル駆逐艦一番艦に関して、パナマ運河を航行中に側壁に衝突する事故を起こしていたと報じられています。

USNI、米国海軍研究所が報じたところによると現地時間今月21日、ズムウォルト級ミサイル駆逐艦の一番艦DDG-1000『ズムウォルト』に関して、大西洋側に位置するノーフォーク海軍基地から太平洋側のサンディエゴ海軍基地に向かう途中、パナマ運河を航行中している際側壁と衝突する事故があったと発表しています。

米海軍の最新鋭ステルス艦「ズムウォルト」、パナマ運河で側壁に衝突する事故 - BusinessNewsline

記事によると、事故の原因は航行中に推進機関が異常な状態で停止してしまい結果的に側壁に衝突したというもので、乗員によると推進機関のドライブシャフトから水が逆流するという不具合が発生していたとする証言もあることから、これにより推進機関が緊急停止したものと考えられています。

実は逆流するという故障は今年9月にも発生しており修理および点検が行われていたものの再び同じ不具合が発生したものと考えられます。また防衛関係者の話として修理には10日ほどかかると話しています。



ズムウォルト級ミサイル駆逐艦は全長180m、幅24.6m、47500馬力(35.4MW)の発電能力のあるロールス・ロイスMT30ガスタービンを2基搭載しており得られた電力でモーターを動かしスクリューを回転させるという新しい方法が採用されている艦となっています。しかし、動力に関するシステムが艦内では最も複雑になっていると言われており、海軍への引き渡しが遅れた理由もここにあると説明されています。

同艦はステルス性を高めるためユニークな形状となっている他、2基のAGS 62口径155mm単装砲を艦首に搭載しており射程は100kmを遥かに超えるロケット推進砲弾を発射できます。この艦砲に関しては将来的には初速マッハ7、射程200kmの電磁レールガンに改装が予定されています。