通常のハンバーガーとチーズバーガーを二段重ねしたような姿をしているビッグマック。先日このビッグマックの生みの親とされる人物が死去していたと報じられています。
【12月1日 AFP】米国のファストフードハンバーガーの代名詞「ビッグマック(Big Mac)」を考案したマイケル・デリガッティ(Michael "Jim" Delligatti)氏が11月28日、ペンシルベニア州(Pennsylvania)ピッツバーグ(Pittsburgh)郊外の自宅で死去した。家族が明らかにした。98歳。海外メディアによると、1967年にビッグマックを考案したというマイケル・デリガッティ氏が先月末に死去していたと報じています。
AFPBB News
ビッグマックの誕生について知っている人は殆どいないと思われるのですが、実はWikipediaにも書かれるほどのものとなっています。
記事によるとペンシルバニア州西部ユニオンタウンでマクドナルドの店長だったデリガッティ氏が当時ハンバーガーとチーズバーガー、ポテト、シェイク、ドリンクしかメニューがなかったことに対して、新しい商品を開発して販売するべきだと本社側に説得したことがきっかけだといいます。
その後1967年に会社側の許可を得て考案したのがこのビッグマックです。実際にお店に出し販売したところ売上が12%も伸びたことからその後全米で販売を開始。そして現在まで続くさまざまなメニューが考案されるきっかけになった出来事でもあったとしています。
ビッグマックは全世界でほぼ同一品質で販売されている理由から(正確には同一品質ではない)、ビッグマック1個の価格を比較することでその国の経済力を図るための指数として『ビッグマック指数』がありイギリスの経済専門誌『エコノミスト』では毎年掲載されているとしています。
毎日ビッグマックを食べる男
ビッグマックに関するネタとして、ウィスコンシン州フォンデュラクに暮らすドン・ゴースクさんは1972年5月17日以降毎日ビッグマックを食べ続けています。その数は1日あたり1個から2個で2006年には世界で最もビッグマックを多く食べた人間としてギネスブックに掲載されています。その数は2008年の段階で22,477個、2011年に25,000個を記録しています。
なぜ狂ったかのようにビッグマックを食べ続けているのか。きっかけは1972年5月17日に新車を購入した時、帰りにビッグマックを3個買って食べたことがすべての始まりだと話しています。ゴースクさんは「死ぬまでビッグマックを食べるつもりだよ。変える気はないね」などと話しており今日もビッグマックを食べ続けているものと考えられます。
ちなみに、これまで8日ほど口にしなかった日があると話しており、その1つは自身の母親が死亡した日だとしています。