Type 001A_1

中国で建造が進められている『Type 001A』という国産空母に関して、船体は既に完成しており来年初頭に進水式を行うのではないかと中国紙が報じています。

中国共産党中央委員会の機関紙『人民網(人民日報)』によると、尹卓(イン・ジュオ)少将という軍事専門家の主張として、『今年末に国産空母が進水する』と報道されていることに関して塗装の作業が終わっておらず「来年初頭に進水式が実施されるのではないか」との見方を掲載しています。

中国初の国産空母はすでに船体が完成、来年初頭にも進水式―中... - Record China

この空母は中国最大の造船会社『大連船舶重工集団』が建造を進めている『Type 001A』という中国国産空母で今年に入ってから全体が映っている写真が複数リークされていました。

▼2016年6月に撮影された空母
Type 001A 6月

▼2016年8月
Type 001A

▼2016年10月
Type 001A 10月

この空母は2015年10月、海外の軍事系週刊誌が人工衛星を写真を入手し建造が明らかになったもので(参考)、2015年12月末には中国国防省の定例記者会見にて空母建造を公式に認めています。

遼寧

写真から分かるType 001Aは中国海軍が運用している『遼寧』こと旧ソ連製のアドミラル・クズネツォフ級航空母艦2番艦ヴァリャーグとほぼ同じ形状で、スキージャンプ甲板が搭載されています。

一方で、蒸気または電磁カタパルトの訓練が行えるという施設が内陸にあるとされている他、空母で運用する艦載機に関してはカタパルトに対応したモデルが試作されているなどとも言われています。
第12期人民代表大会第2回会議では「少なくとも4隻の同型艦を保有する計画がある」などと発言があったとも言われており、一部計画が変更されればアメリカの空母のような蒸気または最新の電磁カタパルトを採用した空母建造される可能性も考えられます。

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