海藍鯨_1

国際間貿易に欠かせないコンテナ船。近年は全長400m規模の巨大コンテナ輸送船も開発されているのですが、一方中国ではコンテナ船に旅客スペースを設け乗客も輸送できる仕様の船が開発されたと報じられています。

中国の新華社によると、山東省威海市で「海藍鯨(オーシャンブルーホエール)号」という、ちょっと変わった船舶が進水したと報じています。実はこのコンテナ船、乗客の輸送も行えるという旅客コンテナ船になっている点です。

中国造首艘大型客箱船威海下水 明年运营中韩航线_新华网山东频道

海藍鯨_2

記事によると海藍鯨号は全長182m、幅25m、排水量は2万トンで最大定員は810人、コンテナ積載量は460TEU(20フィートコンテナ460個)、最大船速は22.5ノットとしています。船の前半分はコンテナ船のような形状を、後ろ半分は数段に別れたフェリーのような姿をしており来年5月に就役し渤海フェリー株式会社が運用するとしています。

海藍鯨_3

海藍鯨号は中国と韓国間の国際線で使用するとしており、旅客船としては例えば振動や騒音、その他環境に配慮した国際規格の要件を満たすよう設計されています。また渤海フェリー株式会社によると「豪華さ、機能性は先進国レベルに達している」などと説明しているといいます。