image_15

主に空中撮影用に運用されている小型のドローン。大きいものは数キロのカメラや荷物を搭載し高度な無人飛行を行うことができるのですが、一方で懸念されるのは飛行禁止エリアでの悪用なのですが、安全にドローンを無力化できるというライフル形状の兵器が開発されました。

この手のドローンを無力化する方法としてこれまではバズーカのようなものを使用し網で捕獲する案、鷹といった大型の鳥を使用し墜落させる案などなど幾つかあるのですが、今回開発されたのは電波を照射することでドローンのセンサー等を一時的に妨害し安全に着陸させるというものです。

Long-range anti-drone gun can secure the entire neighborhood



これはヴァージニア州の『Droneshield』というメーカーが開発した『Dronegun』というものです。ライフルのような形状をしているものの先端から出されるのは電波でのみで、ドローンに照射することで制御チャンネルを混乱させドローンにプログラムされている安全機能を働かせその場に着陸させるというものです。

これまでのドローン迎撃装置に関しては先程紹介したバズーカ状のものであれば射程が短く圧縮空気の装填が必要で乱射することができず、鷹など生物をつかったものではプロペラに接触し怪我をする恐れがあること、またどちらの場合も大型機であれば落下し人間や車、建物等に被害がでることも予想できます。

ただ、こちらの製品に関しては逆に悪用されるケースも考えられ一般向けの販売は行わないとしており、当面は警察や政府向けに販売を行うとしています。