ガラス

見る角度によっては無色透明になるガラス。注意していても頭をぶつけたりしたことがある人も多いと思うのですが、台湾でガラスに頭をぶつけ負傷したことに対する裁判でガラスを設置した店側に賠償判決が言い渡されたと報じられています。

2016年12月19日、台湾でこのほど、レストランを訪れた女性がガラス製の壁に激突し、大けがをする事故が起きたが、裁判所はレストラン店主の非を認める判決を出した。香港紙・経済日報が伝えた。

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記事によるとこの事故は今年5月末にとある台湾のレストランで予約に訪れた女性客がメニューを見ながら『ながら歩き』をしていたところ、前方にあるガラスに気づかずガラスに衝突。前歯を折るなど顔を負傷していたといいます。

その後、女性は店側に日本円で約58万の賠償を求めていたものの店側は拒否。話し合いでは解決できず民事訴訟することになりました。結果、裁判所は女性の訴えを認め、店主側に30日の拘留または賠償金3万台湾ドル(約11万円)という判決になったとしてます。

▼衝突防止用シールの例
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今回の判決は『ガラスの存在を示すなど予防策を怠った』という店側の過失があったことが判決理由の一つになっています。

ガラスといえば特にデザインを意識した建物や商業施設などで多用される場合があるのですが、特に入り口付近では衝突防止として丸い4cmほどの丸い銀色シールが貼られているケースが見受けられます。これ以外にも様々な模様があるのですが、これらは衝突防止用として意図的に張られたものになっています。