ModelS

半自動運転からハンドルを触る必要の無い完全自動運まで対応する車両を製造販売しているテスタモーターズは、搭載しているソフトウェアのアップデートを実施し今後は道路の最高制限速度を厳守ようになるとしています。

Telsaが近く、制限速度遵守の自動運転ソフトのアップデートの提供の開始を予定していることが分かった。

これまでTelsaがAutopilotと呼んでいる自動運転機能では、車列を乱さないように走行中の道路の法定制限速度よりも高い速度で走行することが可能となっていたが、この制限速度遵守の自動運転ソフトのアップデートが適用となった場合には、法定制限速度を超過した走行はできないようになる予定となっている。

BusinessNewsline
テスラが現在販売している車は複数のセンサーにより運転のほとんどを自動で行ってくれる半自動運転と、来年には目的地までハンドルやブレーキ等の操作は一切行わず駐車も自動で行う完全自動運転があります。
現在の仕様として自動運転中の速度は一般車両と同じように制限速度を若干超える速度で走るように設計されており、理由は制限速度に合わせた速度では周囲の車を巻き込み事故を誘発してしまうという恐れがあるためとしています。

▼現在の仕様における完全自動運転


記事によると、現在のシステムでは制限速度よりも時速5マイル(時速8kmほど)を上限に速度を出すようプログラムされているものの、来年の時点ではきっちり制限速度以内に収まるようになるとしており、仮に走行中の車列が制限速度をオーバーしている場合は自動運転機能が使用不能になるとしています。

何故そのようなアップグレードを行ったのかは理由は書かれていないのですが、仮に自動運転で制限速度をオーバーし事故を起こした場合、自動車側つまりテスラにも過失があると認められる可能性がゼロではないため訴訟のリスクを避けるための対応ではないかと言われています。

今年5月にはテスラのモデルSの半自動運転を使用した事故で制限速度を超える65マイル/h(約105km/h)を超える74マイル/h(約119km/h)を出していた記録が残っておりスピードの出し過ぎが一因となった可能性も指摘されていました。