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国内外の複数メディアによると今月24日夜、北海道の新千歳空港内で中国人100人あまりが空港職員や現場に駆けつけた警察官に激しく抗議し、突き飛ばすなど暴力事件を発生させていたことが明らかになりました。

2016年12月24日、中国メディア・東網によると、中国人観光客に人気の北海道で連日の大雪となり、多くの観光客が空港に足止めを余儀なくされ、中には混乱を生じさせる観光客も少なくないという。台湾のネットユーザーの書き込みによると、騒ぎを起こしたのは中国人観光客とみられるグループ。

Record China
国内外の複数メディアによると今月24日の午後8時頃、新千歳空港の国際線ロビーで中国人の団体観光客と考えられるおよそ100人が無断で搭乗口のゲートを超えた他、搭乗手続きを行っていた女性職員を突き飛ばすなど暴力事件を起こしていたと報じられてます。



北海道ではこの季節としては数十年ぶりの大雪となっておりNHKによると新千歳空港では23日は380便のうち284便が欠航、翌日24日も欠航が相次ぎ、出発できなかった2600人が空港内で一夜を過ごしたとされています。しかし、この時大勢の中国人観光客が「乗る予定だった便が欠航した」という理由で空港職員に詰め寄り、警察が駆けつける事態に発展。この時、中心となり抗議をしていた中国人数人を連行したとも報じられています。

この映像や写真を撮影したのは実は現場に居合わせた日本旅行に訪れていた台湾人で、『中央社フォーカス台湾』によると260人あまりの台湾人は「じっと待っていた」ところ中国人が騒ぎ出したため、混乱した様子をネットユーザーがインターネット上に公開したとしています。

▼2015年、宝安国際空港で撮影された空港暴力
空怒族

中国では天候や大気汚染による視界不良など様々な理由で旅客機の離陸が遅れるなどしたことで搭乗待ちをしていた人間が大暴れしたり、旅客機に籠城するなど『空港暴力』が各地で発生しており一部では武装警察が投入された例も存在します。
中国では空港でキレて暴れまわる人間を『空怒族』と呼んでおり、2015年5月には雷雨により離陸が大幅に遅れたところ空怒族を含む1000人あまりの暴れまわり、配られた食事をカウンターに投げ込んだり職員を殴るなど暴力事件に発展しています。

また中国では抗議をする乗客の対応を避けるため死んだふりをした空港職員も撮影されていました。