太陽光発電_1

火力発電所であれば石油や石炭、液化天然ガスなど燃料代など様々なコストがかかり私達が支払う電気代として徴収されます。この発電コストに関して、フランス大手電力会社は太陽光発電による発電コストは2025年頃にはタダ同然になると調査結果を明らかにしています。

仏大手電力会社のEngieが行った調査により、太陽光発電のコストは2025年までに1kWh=1セントにまで低下し、太陽光発電による電力料金はほとんどただにまで低下する見通しであることが明らかとなった。World Economic Forumが行った調査でも太陽光発電のコストは既に2016年中に火力発電や原子力発電のコストを下回り、もっとも安価なエネルギー源に躍進していたことが判っていた。

BusinessNewsline
太陽光発電の発電コストは、原子力や火力とは異なり燃料は必要としていないため設備の導入にかかる費用とメンテナンスになります。かつて太陽光発電の発電コストが非常に高いと言われていたのは導入コストが高く、その割に発電量が少ないためです。
しかし近年は安価になる一方で高変換効率のパネルが多く生産されるようになり、パネルが製造されるまでに発生したCO2に関しても2年ほどで回収可能することが可能となりました。

今回の仏大手電力会社のEngieが行ったものですが、同様の調査結果は世界で報告されており米国立研究所イギリス政府が調査した結果でも少なくとも2025年頃には安価とされる原発以下になると試算しています。(参考)


一方で、再生可能エネルギーにも問題はあります。例えば電力供給が電力需要を上回り出力超過が続いてしまった場合、交流電力の周波数上昇を招き結果的に停電が発生するなど悪影響が発生すると言われています。
これを解消するには電力を蓄電または貯めずに捨てる技術が必ず必要となってくるといわれています。これを解消する蓄電にかかるコストは太陽光発電の発電コストには入っていないと思われるのですが、それでも10年もしないうちに、海外では格安で二酸化炭素をほとんど排出しない電力により社会が維持されるという新しい時代に入るものと考えられます。

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