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韓国で猛威を振るっている鳥インフルエンザに関して先月末、イエネコに感染した疑いがあるとして調査が進められていると報じられています。

韓国の新聞社『中央日報』によると先月25日、韓国北部京畿道抱川市の家庭で飼われていたイエネコが相次いで死亡するという出来事があり、飼い主が持ち込んだネコを検査した結果鳥インフルエンザウイルスに感染し死亡した恐れがある報じています。

猫も鳥インフルエンザ感染の疑い=韓国| Joongang Ilbo | 中央日報

死亡したイエネコはオス猫1匹とその子猫3匹の4匹で25日と26日に死亡したとしており、病気を疑った飼い主により京畿道当局に連絡が入ったといいます。その後、道内北部動物衛生試験所にて検査を行なった結果、H5型の鳥インフルエンザウイルスが確認されたとしており、最終的な結果は近日発表するなどとしています。

記事によると、人への感染の可能性は低いとしながらも飼い主らは今後10日間にわたり能動的な監視が実施されるとしています。

鳥インフルエンザがネコに感染した例は

実は過去にもネコが鳥インフルエンザに感染した例が報告されています。初めて確認されたのは2004年以降でタイ、ドイツ、フランス、オーストリアなど複数の国です。その後明らかになったこととして、高病原性鳥インフルエンザウイルスに感染した生鶏肉を食べたことで感染することが確認されました。

イエネコを鳥インフルエンザに感染させないようするための対策は感染が確認されたエリアでは外部との接触を絶ちネコや犬などの動物を屋内で飼うこと、そして他の動物と接触させないことが予防策としています。一般的な加熱処理された餌であればインフルエンザウイルスは死滅しており、食べ物から感染する可能性はほぼ無いとしています。