
世界でも類を見ない大規模な大気汚染が発生している中国。一方でそのような大気汚染物資を通しにくいというマスクが市販されているものの何故か中国では身につける人は多くないといいます。いったいなぜマスクをしないのでしょうか。
2017年1月6日、頭条新聞は記事「重度の大気汚染なのになぜマスクをしないのか」を掲載した。中国環境保護部は6日、北京市・天津市・河北省で6日から8日にかけて重度の大気汚染が予測されると発表した。31都市で赤色警報が発令されている。大気汚染による視界不良により旅客機の離発着が中止されたり高速道路では通行止めになるなど、年明け早々深刻な大気汚染が続いている中国。粒子状物質、PM2.5の濃度も1立方メートル当たり500マイクログラム(WHO基準の20倍)を超えることも珍しくないのですが、一方で市民らは屋外で活動するときにマスクをする人は多い方ではないといいます。
Record China
これに関して香港の頭条新聞によると「マナー違反になる」、「マスクからホルムアルデヒドが出てくるので体に悪い」などと理由があると報じているといいます。また一方でこの記事には「使い捨てのマスクでも一個10元(約168円)ぐらいするわけで。毎日使うのは厳しい」 「そもそも普通のマスクじゃPM2.5相手には役にたたないし、専用のマスクは高すぎる」という理由が寄せられているといいます。
▼マスクを付け外出する中国人

Photo:産経新聞
日本では7.8年前に流行した新型インフルエンザでマスクが着用するというこれまでになかった習慣が生まれ、現在はインフルエンザや特に花粉が飛ぶ季節になると多くの人がマスクをしている光景は当たり前になりました。
ただ、中国でもマスクをしている人も意外と多いのも事実なのですがPM2.5対策が施された本格的なマスクはやはり高価であるため、意味のないとされる通常のマスクをしてまで生活するという気はないということなのでしょうか。
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