
現在はスマートフォンにも指紋認証が導入されているなど、主にセキュリティ分野で利用されていますが、実はこの指紋認証に関して指が写った写真を解析するだけで突破されてしまうとうのはご存知でしょうか。
「カメラに何げなくピースのサインをするだけで、指紋が出回ってしまう」。指紋の盗撮防止技術を開発した国立情報学研究所の越前功教授は、こう警鐘を鳴らす。顔と手を一緒に撮影した写真をネットに掲示すると、個人と指紋を特定される恐れがある。大量に画像が出回る著名人は特に狙われる危険性が高い。自分で投稿しなくても、他人が撮影した写真に知らないうちに写り込むリスクもある。指紋認証によるセキュリティは記事によると行政機関や企業の入退室管理という場面でも使用されているのですが、一般的に不可能と思われる方法により突破されてしまうという脆弱性があるといいます。それはカメラで撮影され指の写真から本人の指紋が解析できていまうというもので、国立情報学研究所の実験では3メートル程度の距離から撮影された写真であっても解析は可能だとしています。
産経ニュース
実は同様のことは数年前から言われており、2014年12月に欧州で開催された「Chaos Communication Congress」でセキュリティー専門家の研究内容としてインターネット上で公開されている写真を使い指紋を解析することに成功しており、実際にドイツのウルズラ国防相が使用しているスマートフォンの指紋認証を突破することができたとしています。(参考)

彼が使用した解析ソフトはVeriFingerという誰でも利用できるもので、写真に関しては記者会見で撮影された一般的なものだとしています。
また、指紋を含む生体認証に関して顔認証といたものであっても写真から突破可能だとしておりこの手のセキュリティ認証は安全性に問題があるということを伺わせる研究発表となっています。
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