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長距離の移動手段として高速バスがあるのですが、関東バスと両備ホールディングスにより今月18日から完全個室仕様の高速バスが運航されることが決定しました。しかし、高額な値段設定にネットでは否定的な意見が多く寄せられていました。

国内の複数メディアによると関東バス(東京都中野区)及び両備ホールディングス(岡山市)は共同運航にて東京から大阪を結ぶ「DREAM SLEEPER(ドリームスリーパー)」という夜行バスの運行を今月18日から開始すると発表しました。
実はこのバス、座席全てが完全個室という珍しい仕様になっているという特徴があります。

現在の運行予定として大阪行きは22時50分に池袋駅を出発し翌日7時30分に大阪の両備バス門真車庫に到着、東京行きでは21時50分に両備バス門真車庫を出発し、翌日6時40分に池袋駅に到着します。
バスは温水洗浄機能付きトイレやパウダールーム、無料インターネット(Wi-Fi)、電源の他、電動式の『ゼログラビティシート』というリクライニングシートが完備されています。

▼ドリームスリーパーの車内(横浜―広島仕様のもの)
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Photo:中国バス
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Photo:中国バス
料金は大人片道20,000円(来月末まで18,000円)。バス会社によると「新幹線料金とビジネスホテル代を想定した」としており、主にビジネス客の利用を見込んでいるとしています。
毎日新聞によるとバスの運航に関して両備グループは同様バスを使用した横浜―広島の運航を既に実施しており乗車率が8割以上と好調という理由から今回の路線計画が始まったとしています。(参考)

ただ、ネットでは「新幹線とビジネスホテルより優れている点が見当たらない」、 「安全性を考えたら新幹線」、「高速バスは安くないと意味がない」などの否定的な意見が多く寄せられており、バス会社が想定しているように一般の利用はほぼないものと考えられます。