ファルコン9

アメリカの宇宙開発ベンチャー スペースXは今月15日、10基の人工衛星を搭載したロケット『ファルコン9 FT』ロケットを打ち上げ軌道への人工衛星投入と使用した第一弾目の回収に成功したと発表しています。また今回は初めてロケットのオンボードカメラにより着艦まので一部始終がライブ中継されました。

カリフォルニアのヴァンデンバーグ空軍基地から現地時間1月14日(日本時間では15日未明)にイリジウム・コミュニケーションの通信衛星『IRIDIUM-1』を10個を搭載したファルコン9 30号機が打ち上げられ全ての衛星が予定された軌道に投入されたと発表されています。



こちらは打ち上げから第一弾目が帰還するまでの映像です。これまで着艦の映像は遠くから撮影された映像と無人船に搭載された映像の2つでしたが、今回はロケット本体に搭載したオンボードカメラ映像が初めて中継されました。

第一弾目の回収は陸上と洋上に着陸する方法のどちらかで行われています。2016年4月8日に陸上の着陸が初めて成功して以来、今回を含め陸上と洋上で8回実施されています。洋上着陸はこれまで6回実施されており5回目の成功となりました。

以下は第一弾目燃焼終了時の飛行高度と飛行速度の目安
高度
1回目…70km 
2回目…64km (静止トランスファ軌道)
3回目…67km (静止トランスファ軌道)
4回目…68km (静止トランスファ軌道) *着艦失敗
5回目…62km (静止トランスファ軌道)
6回目…68km 

飛行速度
1回目…6,600km/h
2回目…8,200km/h 
3回目…8,300km/h
4回目…8,300km/h
5回目…8,100km/h 
6回目…6,940km/h

通信衛星『IRIDIUM-1』を打ち上げたファルコン9 FTロケットは人工衛星の質量に合わせて第一段目の回収を行える打ち上げと一般的な使い捨て打ち上げの両方を行うことができるロケットです。打ち上げコストは1回あたり63億円程度と安く、今回は10基同時に打ち上げられたことから1基あたりの打ち上げコストはわずか6億円~7億円程度となりました。
スペースXは今回と同じ10基の『IRIDIUM-1』の打ち上げを今後6回実施する予定です。
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