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中国メディアが報じた内容として、今月鶏肉の料理を販売していた従業員が鳥インフルエンザに感染し死亡していたと報じられています。今回はあまり報じられていない人間への鳥インフルエンザ感染に関して紹介します。

【1月15日 AFP】中国・河南(Henan)省の永城(Yongcheng)市で、ローストダックの販売に携わっていた36歳の男性が鳥インフルエンザで死亡した。国営新華社(Xinhua)通信が14日、同省保健当局の情報として報じた。

AFPBB News
鳥インフルエンザで死亡したのは浙江省でローストダッグを売っていた男性で、実は昨年12月末に高熱と咳がの症状で体調を崩したことで1月に入ってから出身地である河南省の永城市に帰郷していたといいます。しかし、11日に死亡しました。

中国では人が鳥インフルエンザに感染するという例が報告されており、昨年11月末には鳥インフルエンザウイルス(H5N6型)に感染し入院した2日後に死亡しています。また今月14日にも湖北省で感染が報告されており、今年に入ってから感染が確認された例は7つの省で10数人としています。
いずれの場合も鳥から感染したと考えられており、昨年11月末に死亡した人物は死んだ鳥と接触があったと話しており、湖北省の感染例でも鶏肉を扱っている業者だったとしています。そのため現在は人から人への持続的な感染は確認されていないとしています。

日本の厚生労働省などでも説明されているとおり野鳥を含め鳥との接触を避け触らない方がよいとしています。また死んだ鳥に関しては鳥インフルエンザに感染していた場合は大量のウイルスを持っている可能性があるため触らずにそのままにして警察や保健所等に連絡してほしいとのことです。

厚生労働省によると人間に感染した場合、死亡までの日数は7~20日(中央値は11日)としており感染時は高熱と急性呼吸器症状という重い風邪の症状が見られるとしています。