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現在、偵察機にはカメラとレンズを使用し敵地を偵察するという方法がありますが、なんと未来の戦場では大気そのものを変化させレンズを作ってしまうという案があるそうです。

BAE Systemsは15日、近年、実用化に向けた研究開発が進められている対空レーザー兵器用防御シールド「Laser Developed Atmospheric Lens (LDAL)」のコンセプトを発表しました。この防御シールドは自然界で生じる光の屈折現象の一種となる「大気光学現象(Atmospheric Lens)」をレーザーを使って人工的に誘発することで、大気の乱れを生じさせることで大気中内でのレーザーが進むことを乱そうという考え方に基づくものとなります。

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イギリスの軍需企業『BAEシステムズ』は50年以内に実用化を目指すという新たな軍事技術として「Atmospheric Lens(大気レンズ)」という技術を公開しました。

動画では無人偵察機(スペースプレーン)から強力なレーザーを照射することで大気をイオン化させることでレンズを作り出すことで敵地を偵察することができる他、将来配備が進むであろう対空レーザーに関してもAtmospheric Lensを使用することで自衛や反撃することができるというコンセプトになります。

現在このシステムはこのような使い方もできるという大気光学現象を利用したものであり、スカイロンのような機体を含め将来的に実用化できるのかは未知数となっています。