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韓国で猛威を振るっている鳥インフルエンザに関して昨年11月中旬に初めて確認されて以降、今月でニワトリを含む3200万羽が殺処分されていることが明らかになりました。

韓国・聯合ニュースは日本は2016年11月28日に鳥インフルエンザが初めて確認されて行こう今月15日までの殺処分は114万羽に留まっているものの、韓国では11月16日に鳥インフルエンザの疑いで初めて申告が受理されて以降3203万羽が殺処分され日本と約28倍差を見せたなどとし、防疫体系に問題があるという記事が掲載されました。

韓国、鳥インフルエンザで殺処分の鳥“日本の28倍”違いはどこ... - Record China

韓国では今月5日頃の段階で国内の12.2%を占める2000万羽近いニワトリを含む家禽類が殺処分されており現在も右肩上がり殺処分数が増しており歯止めがかかっていません。このため昨年11月以降、韓国内では鶏卵不足が発生しており卵30個当たりの平均小売価格は約6800ウォン(約660円)と鳥インフルエンザ発生以前よりも25%程度値上がりしています。

何故韓国では封じ込めが失敗したのか。記事では畜産局内の防疫総括課と防疫管理課に22人、農食品部に所属する検疫本部に424人が勤務しているものの日本と比べると半分ほどの規模で体制が異なっているとしています。

また鳥インフルエンザの感染が後に確認された養鶏場のニワトリ約10万羽が食肉処理場に出荷され国内に流通するという不手際が発生しており(意図的に通報を遅らせたとの報道もある)他、鳥インフルエンザが確認された他の養鶏場から3km以内にある他の養鶏場に関しても本来は出荷禁止措置がとられるものの、韓国農林畜産食品部が1日だけ出荷を容認(参考)するなど理解しがたいことを行なっており幾つかの判断の誤りが鳥インフルエンザを急速に拡大させたと考えられます。