プロトンM

太陽の光は私達の地球を照らし様々な生き物を支えているのですが、一方ロシアは人工衛星を打ち上げ太陽の光を反射させることで日照時間を伸ばすという装置を開発する計画があると報じられています。

ロシアメディア『Sputnik』によると、旧ソ連時代からロシアの宇宙開発を支えてきたRKK エネルギアの専門家らが作成した報告書の中に地球の表面を照らす軌道システムという計画があると報じています。

ロシアの学者 夜間に宇宙から地球を照らすことを望む

報告書によると「地球の表面を照らす軌道システムは、日照時間を延ばしたり、光速のスペクトルを変えることが可能。システムは、地球周辺軌道にある反射器の付いた宇宙機器を基盤に構築される」というもので、生物の悪影響を与えないよう紫外線や青色の光を減らした太陽光を反射させ地上を照らすものになるとしてます。

旧ソ連時代から存在する同じ計画

実は人工衛星を展開させ反射した光で地上を照らすという計画は旧ソ連時代から存在してます。これは史上最大の出力を誇るロケット『エネルギア』を使用し反射鏡を搭載した衛星を10~12基打ち上げ地上の直径約17kmの範囲を最大8時間程度照らすというものです。「何を理由に地上を照らす必要があったのか」という疑問に関しては『農業』としており、地上を温めることで農業に適さない地域を開拓しようという計画から発案されたといわれています。

Znamya
▲膜を展開したZnamya2

しかし、この計画を実行する前にソ連が崩壊します。しかし計画は継続され崩壊後の1992年にZnamya2(ズナーミャ2)という直径20mの膜のような反射鏡を搭載した人工衛星を実際に打ち上げ展開に成功しています。1998年には直径を25mに拡大したZnamya-2.5を打ち上げたものの膜展開に失敗し『流れ星』となって地上に落下してしまう事故が発生しています。

Znamya計画に関しては地上からの宇宙観測に問題が発生するなど国際的な批判も多くこれを最後に打ち上げは実施されていません。
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