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中国の主に都市部を中心に展開されているのはシェアサイクルです。これは利用者はお金を払うことでどこでも乗り捨ててもいいというものなのですが、大量の自転車が供給されていることもあり逆に交通の妨げになっていると報じられています。

2017年3月25日、中国メディアの財経網が、北京市で数千台のシェア自転車がバス停を取り囲み、交通の妨げになっていると伝えた。記事によると22日、北京市大望橋東側のバス停が、数千台のシェア自転車に取り囲まれた。この八王墳東バス停は、多くの人が利用するバス停で、22日の帰宅ラッシュ時には100メートルにわたるバス停の多くの部分が自転車に占領されたという。

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1時間あたりの利用料金は日本円で16円あまり。どこで自転車を借りどこに乗り捨ててもOKということで中国全土では少なくとも30万台以上が利用されているといわれています。しかし、近年シェアサイクルが歩道を埋め尽くすなどし腹を立てた市民が破壊するなど行為も確認されているなど問題が噴出しています。

今回報じられたのは北京市のとあるバス停付近で、夕方頃には数千台のシェアサイクルが100m近く埋め尽すという問題が発生したとしています。当時シェアサイクルは歩道や車道にまで溢れかえっておりバスの交通が妨げられる場面もあったとしています。

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Photo:腾讯首页
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Photo:腾讯首页
利益率が実に50%と言われていることもあり中国では大量のシェアサイクルが普及しているのですが一方で駐輪場の整備がほとんど整備されていないと考えられます。バス停付近には駐輪しないよう警告がされているものの『どこでも乗り捨てることができる』ということが利用者の間では優先さているらしくシェアサイクルを提供している企業側も駐輪を規制できていないとしています。