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日本で言うところの東京大学にあたる中国の最高学府『清華(せいか)大学』は、今年から新入生に対し『泳げる』ことが卒業要件に設定されたと報じられています。

2017年3月27日、新京報によると、中国トップクラスの名門大学・清華大学で、「泳げること」を学生の卒業要件に加えることになった。同大学の広報サイトで先日、今年の教職員総会において校長が「新入生の課外運動時間を増やすとともに、新入生に対して泳げるようになることを求める」と発言したことが伝えられた。

Record China
世界で『水泳』が必須科目になっている大学はかなり珍しいのではないかと考えられるですが、清華大学では今年から全員が必ず泳げるよう専門の講師を当て指導を行なっていくとしています。

記事によると、今年入学する新入生らは中国の小中高、及び大学で実施されている軍事訓練期間中(参考)に水泳のテストが実施されるとしており、クロールや平泳ぎなど4つの泳法のうちどれか1つで50mを泳ぐことができれば特別授業は免除されるとしています。泳げない人についてはサマースクール期間中に水泳の授業を受講し専門の講師から指導を受けるとしています。

同大学では午後から夕方にかけて行われる講義を止め、身体鍛錬を行うことを推奨するなど学生らの体力低下を防止するためいくつかの対策を実施しているといいます。

泳げない中国人

今回の水泳も体力低下を予防するためかと思いきや実はそうではないことが考えられます。実は中国では溺死による死亡事故が相次いでおり世界的に見ても極めて高いことが知られています。

ワシントン大学保健指標・評価研究所によると中国の若者(10~14歳)における死因の第一位は『溺死』です。また10~24歳の範囲になると交通事故が最多となっているもののそれでも1年間に14,448人が溺死しており、単純計算で1日あたり39人前後の若者が溺れて亡くなっています。
世界と比較した場合、10~14歳における溺死による死因は6.7%となっているものの中国の場合は33%と高く中国メディアによると「溺死は農村地域で夏季に集中している」と報じています。参考消息網によると海南省で行われた調査で「泳げる」と答えた若者はわずか21%。河北省の農村ではさらに低い10%にとどまったと報じています。

中国では市民プール等の整備が遅れていることもあり、溺死が多い理由は日本のように整備プールで遊ぶのではなく自然の川で遊ぶ子供らが多いためだともいわれていす。
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