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宇宙ステーションへの物資輸送を行う無人補給船について、中国が開発した『天舟』が先日打ち上げられこれに成功したと発表しています。この無人補給船は今後建設予定の中国版宇宙ステーションへの物資補給船として利用されます。

中国の複数メディアによると今月20日午後19時41分(現地時間)、文昌衛星発射場から無人補給船「天舟」を搭載した長征七号を打ち上げ、596秒後に分離を終え軌道投入に成功したと報じられています。無人補給船 天舟は2016年9月に打ち上げた天宮2号とのドッキングなど各種試験を行い今後中国が建設する宇宙ステーション『天宮宇宙ステーション』の運用する上で必須となる無人技術を確認する予定です。

天舟一号货运飞船发射取得圆满成功-中新网



天舟は日本で言うところの宇宙ステーション補給機HTV(こうのとり)やロシアのプログレス補給船、アメリカのドラゴン補給船、シグナス補給船と同じような無人補給船で2022年に完成を目指している天宮宇宙ステーションへ必要な食糧や水、各種実験機器などの輸送任務に使用されます。

天宮宇宙ステーションは2018年にも居住区となるコアモジュール「天和」が打ち上げられ2つの実験モジュール「問天」「巡天」を接続し完成となります。

▼天舟と有人宇宙船「神舟」がドッキングした状態の天宮宇宙ステーション
天舟宇宙ステーション