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電気自動車のテスラやロケットのスペースXでお馴染みのイーロン・マスク氏は新たに人(脳)とコンピュータを接続する端末を開発するという新会社構想を発表しているそうです。

脳とコンピュータを接続するという何かSF映画にありそうな話し。現在、研究段階としてこのようなデバイスの開発は既に始まっているのですが、何れも研究段階であり一般向けに行われていることはありません。そこでイーロン・マスク氏は、一般人向けにデバイスを開発し脳とコンピュータの接続を目指すという意気込みを見せているそうです。

イーロン・マスクが新会社Neuralinkを立ち上げー脳とコンピューターを接続! | ロボスタ - ロボット情報WEBマガジン

記事によると新たに設立しようとしているのはNeuralink Corp。同社ではまず発作や麻痺など脳に深刻な障害を負っている患者をサポートするデバイス『ニューラルレース』を開発を行うとしており、今後4年後を目処に製品を発表し、8~10年後には健常者向けの端末発表したいとしています。 

彼によると、言葉や文字で相手に意思を伝えるのではなく頭に思い浮かべただけで相手に伝えることができるという端末を開発することが狙いだとしており、今後アメリカ当局の承認を得た上で開発を進めていきたいとしています。

同様の端末についてはアメリカ国防高等研究計画局(DARPA)が脳-機械インターフェース『BMI』の開発を2016年に発表しています。こちらでは1cm☓1cmサイズのデバイスを脳に埋め込み、視力や聴力を失った患者が再びそれを取り戻したり、手足を失った人にはデバイスを経由しロボットの手足を動かし、その感覚まで伝えることが可能になるとしています。