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中国が2013年頃より建造を進めてきた001A型航空母艦(Type 001A)について、今月26日進水式が行われたと報じられています。001A型航空母艦は001型の遼寧号(旧ソ連製)とほぼ同じ形状をしているものの全長が10mほど大きくなっていいるなど幾つか改良されています。

国内外の複数メディアによると遼寧省大連市にある大連造船廠ドックで建造されていた中国初の国産空母001A型の進水式が行われたと報じています。中国国営、新華社通信によるとこの式典には中央軍事委副主席、海軍司令官、海軍政治委員らが出席したとしています。

陸首艘自製航空母艦 下水了 | 重點新聞 | 中央社即時新聞 CNA NEWS

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この空母はこのドックでゼロから建造された国産空母なのですが外観は旧ソ連の空母『ヴァリャーグ』を改修し運用している中国海軍の空母、001型『遼寧号』とほぼ同じことから艦の設計自体はヴァリャーグがベースになっていることは間違いありません。

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新華社通信によると001型と今回進水した001A型の違いについて、全長が305mから315mになっていることそして艦載機に関しては殲-15(J-15)艦上戦闘機を6機以上多い最大24機搭載することができます。またレーダー等も001型よりも強化されているとしています。

今回の進水式では艦名は発表されなかったものの山東省青島港にある海軍基地を母港とすることから『山東』と命名されるのではないかと予想されています。

中国ではこれ以外もアメリカ海軍の空母のように蒸気カタパルト、もしくは電磁カタパルトを搭載した新型空母の開発も噂されており今後も大型艦の開発は続けられるものと考えられています。

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