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日本には様々な漬物がありますが流石にホルマリン漬けは聞いたことがありません。中国メディアによると、山東省済南市の市場で購入した魚があまりにも固く専門家に話しを聞いたところどうやらホルマリン漬けされた可能性が高い魚だった報じられています。

中国共産主義青年団の機関紙『中国青年網』によると今月1日、山東省済南市に暮らす人物が購入した2匹の魚についてゴムのように固く噛み切れないものだったと報じています。

济南一市民买到“橡皮带鱼”:扯不断,嚼不烂__中国青年网

この魚を購入したのは張さんという人物で、この日誕生日を迎えた子供にご馳走するため市内の市場で魚を買ってきたといいます。魚は天ぷらのように料理されたものの実際に口に入れてみたところ噛み切れないどころか手で引っ張ってもちぎれないという、まるでゴムのような弾力性があったといいます。

ホルマリン漬け

その後、大学教授に話を聞いたところホルマリン漬けにされていた可能性が高い魚であることが判明しました。ホルマリンといえば標本作製のための防腐処理を行う溶液で知られているのですがホルマリン漬けされた生物は浸漬時間とともに非常に硬くなるという特徴があります。

中国で食材にホルマリンが使用されたのはこれが初めてではなく、2012年5月に白菜の鮮度を保つためホルマリンを吹きかけていた行為が明らかになっています。この行為については数年前からおこなわれいるとしており、地元政府はホルマリンの使用をやめるよう呼びかけを行っているもののホルマリン使用禁止の法的規制がないという問題も明らかになっています。