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視覚に障害がある方向けに設置されている点字ブロック。正しくは『視覚障害者誘導用ブロック』という名前がついているのですが、中国の歩道に設置されたブロックが数歩ずつ直角に何度も曲がらないといけないという状態になっていると報じられています。

中国メディア『明報新聞網』によると、中国南京市にある興隆大街という比較的大きい道路に面する歩道にある点字ブロックについて、僅か15mの距離を移動する間に左右と何度も方向を変えなければならないように設置されていると報じています。

【短片】為避井蓋 南京盲人路建成S形 (23:03) - 20170515 - 兩岸 - 即時新聞 - 明報新聞網
https://news.mingpao.com/ins/instantnews/web_tc/article/20170515/s00004/1494851864659

記事によると、15mの距離にに電気、水道、通信などそれぞれのマンホールが21個も存在しており点字ブロックはそのマンホールを避けるように設置しなくてはいけないためこのようなことになってしまったといいます。また道路や歩道は最近大規模な改修工事が行なわれていたもののマンホールの位置は変更できずそのままになっていたそうです。

実は中国では各地にこのような直角に曲がる歩道の点字ブロックが存在しています。こちらの写真は2016年2月に撮影されたもので中国安徽省、合肥市にある点字ブロックです。歩道には200mの距離に11のマンホールがありこれを避けるように点字ブロックが設置されていました。
この区間を移動するまでに44回の方向転換が必要だとしています。
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また中国では点字ブロックの先にマンホール穴が空いていたり樹木が植えられている例、最悪な物としては橋の横に誘導されそのまま川に転落するというものも過去に報じられています。


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