厚さは5mmあるものの縦横のサイズはほぼクレジットカードサイズというコンピュータ。半導体大手インテルはCPU・GPU・メモリ・128GBのSSD・Wi-Fi及びBluetoothを搭載した次世代端末を公開しました。
Intel Compute Cardのサイズは縦95mm×横55mm×厚み5mmとなっており、クレジットカードより少し大きい程度。最上位モデルのIntel Compute Cardには第7世代インテル Core vPro プロセッサー・GPU・4GBのメモリ・128GBのSSD・Wi-Fi/Bluetooth接続機能などを搭載しており、エントリーモデルからハイエンドモデルまで幅広い小型デバイスに組み込むことが可能となっています。先月末開催されたCES 2017でインテルが発表したのは「インテル コンピューター カード」という次世代端末です。文字通りカードサイズに収まったコンピューターで、厚さ5mmに演算装置から無線通信装置、記憶装置が内蔵されており、イメージではパソコン本体を極薄サイズにしたものがこの端末ということになります。
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記事によるとインテル コンピューター カードはCPUと記憶装置のスペックが異なる4モデルを発表しており、これを挿入する端末も同じく発表しました。こちらの端末は電源ジャック、USB、LAN、Mini DisplayPort、及びHDMIが搭載されており有線キーボードやマウス、外付けHDD、液晶ディスプレイなどを接続するという運用方法になります。
ちなみに、インテル コンピューター カードは今年8月に発売予定とのことです。
記憶装置など小型化が進んでおり小型PCを持ち歩く時代が来るとは誰もが容易に想像することができたのですが、『ファミコンカセット』のように運用することができるインテル コンピューター カードは普及するのか。
個人的にはテレビやディスプレイに読み込み装置を内蔵してはどうかと思ったのですが、これではディスプレイの価格が高くなってしまうという欠点があります。また上記の端末を別途購入しなければならず家庭で使うだけでは既存の小型PCとほぼ同じ運用方法になってしまいます。端末の価格は不明なのですが、何れにしてもインテル コンピューター カードを読み込むことができる端末が普及するかで運命が左右されることになりそうです。